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鹿島建設、ほか 「ECMセメント・コンクリート」が平成27年度地球温暖化防止活動大臣表彰を受賞
2015.12.28 11:49
鹿島建設(東京都港区)など1大学7企業で開発した「ECM(エネルギー・CO2・ミニマム)セメント・コンクリート」が「平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(技術開発・製品化部門)」を受賞した。
環境省が地球温暖化対策を推進する一環として、顕著な功績のあった個人または団体を表彰するもので、同社が受賞するのは平成26年度の「CO2―SUICOM(シーオーツースイコム)」に次いで、2回目となる。
開発はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)プロジェクトにおいて東京工業大学坂井悦郎教授の指導のもと、竹中工務店、鹿島建設、日鉄住金高炉セメント、デイ・シイなどが共同で平成23年度から進めてきた。今回の受賞は、製鉄の副産物である高炉スラグを60~70%用いる「ECMセメント・コンクリート」がセメント製造時のCO2削減を6割以上削減しながら、高品質なコンクリート構造体や地盤改良体を具現化することが高く評価された。また、これまで7件に実適用され、1300トン以上のCO2を削減した実績も高く評価された。