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LIXIL 超節水を実現した「パブリック向け床置便器」を新発売

2016.01.11 17:05

 LIXIL(東京都千代田区)は、学校などの和式便器から洋式便器へのリフォームに適したフラッシュバルブ式超節水型「パブリック向け床置便器」を先月より販売開始した。
 住宅トイレが洋式便器にも関わらず、学校トイレなどは和式便器が未だ残っており、利用者からは「洋式トイレが使いやすい、和式では大便ができない」などの声が出ている。洋式便器へのリフォーム、環境に配慮した節水機能など学校トイレの和洋改修が高まっている。LIXILでは、このようなニーズに応える「パブリック向け床置便器」を新たに販売する。
 「パブリック向け床置便器」は同時使用による水圧変動を緩和し、安定した水勢を供給できる新しいフラッシュバルブと便鉢内部の形状見直すことにより、従来の大洗浄6リットルから1リットル削減した超節水使用を実現。従来の和式便器と比較して約69%節水することが可能。
 また、排水芯を235mm~450mmの範囲で調整できるワイドアジャスターを搭載することにより、既存の排水芯に合わせて様々なトイレを設置することができる。前出寸法が675mmと従来品よりもコンパクトな仕様となり、和式便器の狭い個室トイレなど、限られた空間でもスペースを広くとることができる。さらに、同社独自の工法である和洋改修工法で、和式便器を洋式便器に2日でクイックリフォームすることが可能。




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