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<防災>グランフロント大阪 負傷者・帰宅困難者に対応した災害訓練を実施

2016.01.25 13:26

施設内医療系テナント6社と連携確認
 JR「大阪」駅北口に位置するランドマークビル「グランフロント大阪(南館・北館)」で15日、災害対策訓練を実施した。施設の災害対策として耐震性の確保等のハード面の備えだけでなく、ソフト面での来館者対応の重要性が増している中、同ビルでは地震等の災害が発生した場合に、共用部の一部に仮救護所を設営し、来館者に対する応急救護を行うことを予定している。そのため、今回の訓練では施設スタッフによる南館・北館1階の各オフィスエントランスでの仮救護所の立ち上げに加えて、同ビルに入居する医療系テナント6社と負傷者対応を協同で実施。医師3名、看護師7名と施設スタッフを合わせた約80名で一連の災害時対応を確認した。
 また、1日あたり延べ約10万人以上もの来館が見込めるため、災害時には帰宅困難者が多数発生することを想定。ビル内で一時滞留が可能なスペースの設営や備蓄品配給体制の立ち上げを含めた訓練も同時に行った。




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