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三菱電機 寒冷地向けパッケージエアコンに新商品
2016.02.01 11:48
三菱電機(東京都千代田区)は寒冷地向け店舗・事務所用パッケージエアコンの新商品として業界トップの暖房能力と省エネを同時に実現した機種をはじめ、寒冷地向けパッケージエアコンとして業界初めて全能力帯で省エネ法基準値をクリアするとともに低外気温時の快適性を向上した「ズバ暖スリム」シリーズ120機種(室内ユニット10タイプ)を今年5月中旬から順次発売する。
新製品の特長は、同社独自の「フラッシュインジェクション回路」の高効率化で業界トップの暖房能力を実現していること、独自の高効率圧縮機採用により業界で初めて全能力帯で省エネ法基準値をクリアしていること、霜取り後の立ち上がり時間を約50%短縮するなど実暖房運転時間を拡大していることの3点が挙げられる。
寒冷地において快適な室温環境を実現するため、空調機には低外気温でも安定して高い暖房能力を発揮し、さらに霜取り運転時においても室温低下を抑制できる機能が求められている。また、省エネ意識の高まりにより、省エネ性の高いエアコンが求められるとともにフロン排出抑制法により店舗・事務所用エアコンが指定製品となり使用フロン類の環境影響度の目標値が定められるなど環境影響度の低減が求められている。そこで三菱電機は今回、業界トップクラスの暖房能力と省エネを同時に実現した機種をはじめ、寒冷地向けパッケージエアコンとして業界で初めて全能力帯で省エネ法基準値をクリアするとともに低外気温時の快適性を向上し、地球温暖化係数が従来の冷媒の3分の1となる冷媒を採用した「ズバ暖スリム」シリーズを発売するとしている。