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ジャパンホームシールド CDP工法の建築技術性能証明を取得
2016.02.01 11:42
戸建住宅の地盤調査・建物検査を手掛けるジャパンホームシールド(東京都墨田区)は先月27日、アートクレーン(静岡県伊東市)と共同で開発した戸建住宅向け液状化対策工法「Compaction Drain Pile工法(砕石を用いた地盤の密度増大工法、以下CDP工法)」が、日本建築総合試験所の「建築技術性能証明」を取得したことを発表した。
ジャパンホームシールドは、同工法による液状化対策と品質保証をセットで、今年3月1日より提供開始する。
CDP工法は、土中に差し込んだケーシング(鋼管)から砕石を投入し、砕石を締め固めることで、周囲の緩い砂質土の密度をアップさせる工法である(特許出願中)。これにより、液状化が起きやすい緩い砂質土層を改善することができ、液状化の発生を抑制する。従来の液状化対策工法に比べ、機械が小型で施工期間も短いことから、価格が抑えられ一般の戸建住宅でも取り入れやすいのが特長である。こうした点が評価され、建築技術性能証明を取得した。
今回、CDP工法を用いた液状化対策に、液状化による不同沈下が発生しない品質保証をセットとしている。建築技術性能証明を取得した液状化対策と品質保証をセットで提供するのは、戸建住宅業界でも初となる取り組みである。
ジャパンホームシールドは今後も、優れた地盤調査・対策技術を通じて安全・安心な住まいづくりに貢献していくとしている。