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日本橋室町三丁目地区市街地再開発組合/三井不動産 日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業・A地区着工

2016.02.08 10:35

 「日本橋再生計画」を担う重要プロジェクトが本格始動する。
 三井不動産(東京都中央区)は先月29日、日本橋室町三丁目地区市街地再開発組合の一員として参画する「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業」において「マンダリンオリエンタル東京」で起工式を開催した。
 冒頭、事業主代表として日本橋室町三丁目地区市街地再開発組合の理事長を務めるタナチョーの田中廣社長が挨拶に立ち、続いて三井不動産の菰田正信社長が「本計画では日本橋エリアにおける北のゲートウェイにふさわしい賑わいと潤いに満ちた空間の実現を目指して参ります。中央通りや江戸通りに面した賑わいの商業、緑豊かな約1000㎡の広場、そして、文化や情報発信のホール等、ミクストユースによる街づくりを実現してまいります。さらにエリア一帯で地域電気・熱供給事業を展開することで『日本橋スマートシティ』を具現化し、街の付加価値創造の一翼を担えることを確信しております」と抱負を述べた。その後、中央区の矢田美英区長、東京都議会の立石晴康議員が祝辞を述べてkら鏡開きが行われ、日本橋地域町会連合会の涌井泰行会長の乾杯の挨拶で締めくくられた。
 同プロジェクトの中心となるA地区は地上26階地下3階、延床面積約16万8000㎡、敷地面積1万1480㎡の及ぶ大規模再開発となり、地上5階~25階はオフィス、3階はホール、地下1階~地上2階は約6000㎡もの商業施設で構成され、地上1階レベルには約1500㎡に及ぶ大規模な屋外広場空間を形成。地下1階レベルでは整備予定の地下歩道を通じて東京メトロ「三越前」駅とJR総武快速線「新日本橋」駅と直結する。多様な働き方を提案するため、共用スペースには入居者の交流・健康・イノベーションに資する各種仕掛けを導入する予定。オフィス空間は基準階面積約4300㎡(1300坪)と、都心最大級となる。外観は「日本橋三井タワー」をデザインした「ペリ クラーク ペリ アーキテクツ」を起用し、近代から未来へとつなぐデザインを実現するという。
 また、プロジェクトの最大の特長となるのが「エネルギープラント」の設置だ。開発区域外の既存オフィスビルや商業施設等へ電気・熱を供給する。災害時でも信頼性が高いガス発電を利用するため、非常時でも電気供給が受けられる。




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