週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

東京都中央卸売市場 築地・千客万来施設の事業予定者決定

2016.03.14 17:39

 東京都中央卸売市場(東京都新宿区)は3日、「千客万来施設事業」の施設を整備・運営する事業予定者が決定したことを発表した。
 東京都中央卸売市場では築地市場の豊洲移転に伴い、築地特有の貴重な財産である賑わいを継承・発展させるとともに市場本体施設と連携し豊洲ならではの活気や賑わいを生み出すための「千客万来施設事業」を展開していくとしている。今回事業予定者に決定したのはチーム豊洲江戸前市場。同事業者の代表企業である万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は温泉施設の運営や旅館業、損害保険代理業などを行う企業。「豊洲江戸前市場」(食を起点に日本の文化を発信)を施設全体のコンセプトとして提案している。
 同事業者の選定理由として、東京都中央卸売市場は商業棟に「江戸の街並み」を取り入れる点、市場のある街の魅力を温泉、宿泊、各種イベント等の要素の複合で発展させる点何度豊洲の立地を生かし国内外から多くの観光客を誘致する取り組みについて独自性、具体性があることや、ユニバーサルデザインへの配慮に具体性があること、市場関係者のための便利な施設やサービスを提供するなど市場関係者の活性化に貢献する取り組みについて具体性・実行性があることなどを挙げている。




週刊不動産経営編集部  YouTube