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グローブシップ 日仏大手管理会社が合弁会社を設立

2016.04.04 14:22

グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービスが本格始動
 グローブシップ(東京都港区)と「Quality of Life-QOL(生活の質)」をベースにした総合施設管理(IFM事業)の世界的大手であるソデクソ社(フランス・パリ)は、合弁会社「グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス」(東京都港区)を新設し、3月1日から国内でIFM事業の本格展開を開始した。
 IFMとは、「生活の質」向上を目指し、従来のビルメンテナンスである清掃や設備管理、警備だけでなく、総務、人事、社員研修等、コア業務以外の業務を総合的に受託する事業である。グローバル企業では施設ごとの業務委託ではなく、各国に所有する施設の資産管理業務を一括してアウトソースすることが主流になりつつある。
 グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービスは両親会社のノウハウやテクノロジー、ネットワークを生かして、今後日本における外資系企業及び日系グローバル企業を主な対象としてIFM事業を提供して行く。
 グローブシップは国内大手のビルメンテナンス企業であり、一方ソデクソ社は日本でIFM事業を展開すべく大手の日系パートナー企業を探していた。その後両企業の間で将来の協力関係について合意に達し、覚書調印を行った。3年ほどの協議の結果、平成28年2月にグローブシップとソデクソ社は日本のコーポレート市場におけるIFM事業を提供するジョイントベンチャーを新設することで合意に達した。
 グローブシップ代表取締役社長の矢口敏和氏は「グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービスは日本国内で初めて施設・資産管理業務を一括してアウトソーシングできる会社として誕生しました。既に反響も大きく、今後の業績拡大に期待が持てます」と語った。




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