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オプテックス 多言語対応の自動ドアスイッチ

2016.04.04 14:09

 オプテックス(滋賀県大津市)は訪日外国人がタッチ式の自動ドアをスムーズに利用できるよう、外国語およびピクトグラム表記のタッチスイッチを今月5日より発売する。  現在、日本政府は成長戦略の一つに観光立国の実現を掲げており、日本の国際化を目指している。昨年の訪日外国人数は前年比47・5%増の約1974万人と過去最高を更新。訪日ビザの発給要件緩和や国際航空便の拡大により今後も一層の増加が見込まれている。今後のさらなるインバウンド市場の拡大に対応すべく多言語対応の整備が進んでいる。  「タッチスイッチ」は人通りの多い道に隣接している施設の自動ドアにおいて無駄な開閉による空調効率の低下を防ぐために使用されている。日本にとってはなじみのある製品である一方、海外では身体障害者向けの介助目的使用される程度に留まり、日常生活においてタッチ式の自動ドアは普及しておらず操作が分からない場合がある。  今回、第一弾として訪日客の多い中国、韓国、欧米からの観光客をターゲットに中国語、韓国語、英語およびピクトグラムで表記したタッチスイッチを発売。  エントランス営業部 上野大地氏は「当製品は、オプテックス製の現行製品(OW―503シリーズ)であれば、既設のタッチスイッチでもドライバー一本で簡単に多言語タイプに切り替えることができる製品です。外国人利用率が高い空港、商業施設、宿泊施設、ツーリストインフォメーションセンター、コンビニエンスストアなどで訪日客が一目でわかるタッチスイッチを設置することでより、外国人にとっての言葉のバリアフリーと環境と快適な施設や店舗のおもてなし向上に貢献するものと考えています。今後も時代の流れや市場のニーズに合わせたラインアップの強化を目指していきます」と話す。




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