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<不定期連載 明日のテナント候補>湘南美容外科から独立・矯正歯科のスペシャリスト

2016.04.11 13:17

 発音や咀嚼、果ては腰痛・肩こりなど健康にも影響を与えることもあるという歯並び。遺伝による先天的なものだけではなく、日々の生活習慣が歯並びの悪さを引き起こす要因にもなる。健康という視点以外にも、美しい歯並びに対する意識の高まりも相俟って、矯正歯科や審美歯科はその数を増やし続けている。今年1月、東京・南青山で開院した「南青山矯正歯科クリニック」は女性の歯科医師が治療を担当する女性専用の矯正歯科だ。院長の白石文(あや)医師は、美容のスペシャリストとして知られる湘南美容外科で新宿歯科院の院長を務めた矯正歯科・審美歯科のエキスパートである。
 白石医師は「学生時代から医療に携わる仕事に就きたいと考え、その後に美容と医療を組み合わせた矯正歯科医を志すようになりました。女性の社会進出によって各方面で活躍する女性が増えていますが、一方で歯並びに関するコンプレックスを抱える女性も多く、女性専用の当院を開院したのは社会で活躍する女性の悩みを解消したいという思いからです」と話す。
 歯並びの矯正で一般的に用いられる治療法は、セラミック矯正・ワイヤー矯正・マウスピース矯正の3種類。中でもセラミック矯正は、歯の一部分を削り、その上から形を整えたセラミック製の人工歯をかぶせる治療法で、治療期間が他の治療法に比べ5分の1から6分の1と、非常に短いことが大きな特徴である。白石医師が得意とするのも、このセラミック矯正である。
 「治療法としてのセラミック矯正は、まだまだ知名度が低いと感じています。歯並びに関して悩みを抱えている女性に対して、セラミック矯正が悩みを解消する一つの選択肢となるよう、正しい治療に専念しセラミック矯正の有用性を広めていきたいと思います」(白石医師)
 1月の開院から20~30代を中心に多くの女性客を迎えているという白石医師。今後の活躍に期待したい。




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