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住友不動産 武蔵小山駅前通りで再開発 都市生活と地域防災拠点の形成・整備を目指す
2016.04.25 11:28
平成26年1月に都市計画決定していた「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」は今月13日付けで東京都知事より再開発組合の設立認可を受けた。
同事業は東急目黒線「武蔵小山」駅東南側に位置し、細分化された敷地の統合と建物の共同化によって土地の高度利用を図り、区画道路や広場などを整備することで、市街地環境の改善と防災性の強化を図る。
住友不動産(東京都新宿区)は、地権者並びに参加組合員として同事業に参画しており今後は再開発組合と共に、早期の権利変換、着工の実現を目指す。
事業の特長としては多様なニーズに対応する良質な住宅を供給するとともに、集会所としての機能を持つ地域センターの移転導入や駅前道路の拡幅を行い、地域のコミュニティの活性化を図る。駅前通りに沿って商業施設を配置し、連続した賑わいを創出。商店街の回遊導線の充実を図る。また、敷地内に広場や緑を設け、潤いある街並み形成に貢献する。
災害時には地域の防災活動の場として利用可能な広場を設け、マンホールトイレットやかまどベンチなどを整備する。また、敷地内に地域センターとも連携し、屋内王宮活動スペースとして開放可能な集会室や防災用備蓄倉庫を設置し、一時避難場所や長期的な周辺在宅被害者に対する支援活動の場として活用する。