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AMBITION エボラブルアジアとの提携を発表
2016.05.16 14:40
拡大する民泊市場のなかで事業強化
東京を中心に管理戸数約1万3000戸の実績を持つAMBITION(東京都渋谷区)は「One Asia」のビジョンを掲げ、アジアを舞台にオンライン旅行事業、訪日旅行事業とITオフショア開発事業を手掛けるエボラブルアジア(東京都港区)と業務提携を行ったと発表した。9日より同社が管理する東京初の多言語対応民泊物件をエボラブルアジアが運営する宿泊予約サイト「TRIPSTAR民泊」に掲載し、予約代行業務の委託を開始している。
訪日旅行市場は訪日外国人が昨年通年で約2000万人にのぼり、今年3月単月で初の200万人を突破、2020年の東京五輪・パラリンピック時の年間目標として4000万人と政府が掲げている等、急速に市場が拡大している。このような環境のなかで、1月に「民泊」における規制緩和が実施され、東京都大田区および大阪府が特区として指定された。
AMBITIONにおいても、先月25日付で大田区内に所有している物件「セジョリ池上」が民泊物件として大田区より事業認定を受けた。同民泊物件は大田区としては中国語及び韓国語に対応した初めての事業認定となった。同社が保有する1万3000件の管理物件の約10%が大田区の物件となっており、当社は今後も民泊物件の取り扱い増加を予定しております。
一方でエボラブルアジアでは「民泊」における規制緩和を受け、民泊予約サイト「TRIPSTAR民泊」の運営を開始しており、この度、双方の民泊事業の強化を背景とし、当社物件の予約受付を委託するとともに、同サイト内において予約受付をスタートした。
AMBITIONでは本格化する民泊市場の拡大に伴い、今後も民泊運営企業のニーズを満たす事業展開を行っていく予定だ。