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野村不動産投資顧問 野村不動産マスターファンドとトップリート合併

2016.05.30 12:21

資産規模は9300億円超 国内第2位のリートへ進化
 野村不動産投資顧問(東京都新宿区)が運用を受託する上場リート「野村不動産マスターファンド投資法人(以下、NMF)」は、トップリート投資法人と19日付けで合併契約を締結した。NMFを吸収合併存続法人、トップリート投資法人を吸収合併消滅法人とする。トップリート投資法人の投資主総会(7月28日開催予定)での承認をもって成立し、合併の効力発生日は9月1日を予定している。資産規模(取得価格合計)は9300億円超となり、Jリート市場をけん引する国内第2位のJリートへ進化することとなる。
 NMFは昨年10月1日に「旧野村不動産マスターファンド投資法人(物流・商業)」、「野村不動産オフィスファンド投資法人(オフィス)」及び「野村不動産レジデンシャル投資法人(住宅)」の新設合併により誕生。合併以降は中長期運用戦略を策定のうえ、戦略的資産入替を通じたクオリティの向上と、内部成長の実現を推進しながら、当面の資産規模目標である1兆円を目指してきた。
 野村不動産グループは「オフィスの『PMO』、居住用施設の『PROUD FLAT』、商業施設の『GEMS』、物流施設の『Landport』といった総合型リートに適応したパイプラインにより優良物件を供給していくとともに、ブランド価値の向上やマネジメント力を通じて、資産入替えを含むNMFとの相互成長の循環サイクル(賃貸バリューチェーン)を今後ますます充実させ、強固なスポンサーサポートを継続してまいります」としている。




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