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三井デザインテック 経営者へ「オフィス」意識調査

2016.05.30 12:26

業績上向き企業はオフィス投資を重視
 三井デザインテック(東京都港区)は20日、経営者による投資やオフィス環境、働き方への考えやニーズの把握を目的とした意識調査を実施。「企業経営者調査(The Executive Data Book)」を発表した。
 三井デザインテックではオフィスを創造する企業として、現状の環境からワーカーの働き方の実態、そして求められるニーズを把握するために「オフィスワーカー調査」を毎年定点的に実施している。これに加えて経営者層におけるオフィスの捉え方やワークスタイルへの考えの傾向を明らかにするため、このたび企業経営者への調査を初めて行った。同調査は都心23区に本社を持つ経営者を対象に実施され、326社の回答が集まった。
 調査結果からは、オフィス投資の重要度が高く経営者の関与度合いも高い企業はオフィス満足度が高いこと、業種によってオフィス投資の重要度や経営者の移転に関する関与度合いは大きく異なること、業績が上向きの企業ではオフィス投資を重要視する割合が高いこと、経営者とワーカーがオフィスビル共用部に求めるものが異なることなどが判明。投資プライオリティにおいて「人材育成」や「人材確保」といった人的資源が上位に挙がるなど、経営者にとって人材の育成と確保は非常に重要視されていることがわかった。その一方でオフィス投資に期待する項目として「人材確保」の数値は高くないものの、IT系、ソフトウェア系など、オフィス投資に「人材確保」を期待する業種も見られる。その様な企業はオフィスに投資することで、ワーカーの創造的な働き方を促しつつ生産性を上げること、また快適なオフィス空間となることを目指している。さらに対外的にもPRできるオフィス環境とすることで、より優秀な人材の確保にも繋がると見ている。
 また、同調査においてもオフィスビル共用部の重視する点で経営者とワーカーにギャップが見られるが、投資プライオリティの高い「人材育成」や「人材確保」に成功するためには、オフィスが人材確保につながる要因だと経営者が認識し、積極的な関与を図ることが重要であると考えられる。




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