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住友商事 米国フロリダ州・マイアミ市のランドマークタワーを取得 同地域で2件目の投資物件
2016.06.13 17:29
同地域で2件目の投資物件
住友商事(東京都中央区)は今月3日、米州住友商事(米国ニューヨーク州)を通じて米国フロリダ州マイアミ市でランドマークタワー「マイアミタワー」を取得したと発表した。
「マイアミタワー」はマイアミ市のダウンタウンに位置するランドマークタワーで世界的に有名な建築家であるI・M・Pei氏によって設計。上層階37フロアのオフィス部分と下層階10フロアの駐車場部分、公共交通機関Metro Moverの駅施設、1階の商業施設から構成されている施設。
住友商事は平成20年から24年まで「マイアミタワー」と同地域にある同規模オフィスビル「マイアミセンター」の保有・賃貸運営実績があり、同地域では2件目の投資となる。
マイアミ市は米国南東部の中核都市であり、都市圏人口は全米8位の600万人。中南米・欧州・北米の交通結節点としての機能を持った国際商工都市であり、金融、国際貿易、運輸、商業、観光、医療等が主要産業。また、マイアミ空港は国際貨物取扱量で米国最大、国際線客数は全米2位という米国において主要なハブ空港となっている。
ダウンタウン地区はマイアミ空港から車で20分と利便性が高く、国際金融機関、法律・会計事務所、州・連邦政府機関などが集積している。「マイアミタワー」の周辺エリアには有名レストランやホテルグループが集中し近年、都心型の分譲マンションや賃貸マンションが開発されるとともに大型小売店舗や大型シネマコンプレックスといったアメニティも充実し、職住近接による豊かさを求める若い世代に人気のエリアとなっている。