週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
フルタイムシステム 徹底した温度管理が可能 新型冷蔵宅配ボックス
2016.06.27 16:20
今年4月に宅配ボックスの総合メーカーであるフルタイムシステム(東京都千代田区)は、新型冷蔵宅配ボックスの「フルタイムロッカー」を発売開始した。
冷蔵宅配ボックスとは、冷蔵庫機能が付いた低温(0~10度)保管が可能な宅配ボックスである。管理者には「ウェブ管理画面」が提供され、現在の温度確認と過去の温度履歴閲覧が利用できる。更に温度監視は15分毎に行われ、異常温度時にはアラート通知が管理者のもとに送信される。
また、万一温度が異常値を示した場合に備えて、宅配ボックスの「自動一時利用停止」、遠隔操作で使用を停止する「遠隔一時利用停止」、遠隔で一時利用停止を解除する「遠隔解除」の機能も追加した。これらシステムによる温度管理の強化によって、商品提供するネットスーパー等の食材配達会社と安全・快適な商品の受け渡しが可能となった。
現在フルタイムシステムでは消費者が好きな場所で好きな時に受け取れるオムニチャンネルへの対応を目指し、マンションはもちろんのこと、ショッピングセンターや大型商業施設等に同社の宅配ロッカー設置を増やしている。これら「街」の中に、同社の宅配ロッカーを設置することで、今後は手軽に物の宅配が可能である。