週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
スペースエージェント 民泊専用の賠償責任補償サービスを提供開始
2016.07.04 13:46
民泊可能物件に特化した不動産ポータルサイト「民泊物件.com」を運営するスペースエージェント(東京都渋谷区)は民泊物件専用の賠償責任補償サービスの提供を開始した。
民泊物件補償は民泊運営を行う物件で火災・破壊・漏水事故などにより生じた損害について、法律上の賠償責任を補償するサービス。一般住宅火災保険では不特定多数の人に対して反復継続して宿泊させる民泊物件は住宅として扱われないため、補償が適用されない。同サービスは民泊で迎え入れたゲスト(宿泊者)が原因で火災や水漏れによる損害を起こした場合や、ホスト(事業主)事由でゲストに怪我をさせてしまった場合などに賠償責任を補償することができる。
不動産会社については、従来の一般住宅火災保険が適用されない民泊物件に対して、安心して不動産仲介取引を進められるメリットがある。既に民泊運営を行っている事業主については、ゲストが起こした事故、ゲスト自身への事故についての高額請求リスクを避けることが可能だ。
補償の引受先は韓国最大手自動車メーカーグループの現代海上火災保険となる。