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加和太建設/東京急行電鉄 静岡県のレンタルオフィス「ヘキサゴン」が「NewWork」と提携

2016.07.11 15:57

関東圏外で初の加盟
 今年2月に創業70周年を迎えた総合建設業の加和太建設(静岡県三島市)は東京急行電鉄(東京都渋谷区、以下東急電鉄)とサテライトオフィスサービスの提携契約を締結し今月よりサービスを開始した。
 首都圏ではノマドワークなどの新しいワークスタイルが急速に発達しているが、地方での浸透に対応するための執務環境は整っていないのが現状といえる。今回、東急電鉄の展開する会員制シェアオフィス事業「NewWork」に加和太建設の運営するレンタルスペース「ヘキサゴン」が関東圏以外で初めて加盟した。
 「NewWork」は東急線沿線を中心とした駅周辺にあるシェアオフィス。テレワークを導入する企業を対象に、安全で快適な執務環境を提供している。
 「ヘキサゴン」は平成27年4月にオープン。JR「三島」駅から徒歩2分の好立地に位置するICT設備完備のレンタルスペース。テレワークや会議の他、パーティや展示会にも対応可能な自由空間。テーブルの配置を組み替えることで「ヘキサゴン」の名の通りの大小6角形や八の字などにすることで打ち合わせの際に最適な距離感を形成できるのが特徴的だ。
 今回の提携は地方ならではのシェアリングエコノミー推進を目指す加和太建設と時代に合わせた新しい働き方の提供に取り組む東急電鉄が共感し実現。
 加和太建設不動産部門統括取締役の川合弘毅氏は「『NewWork』との連携によって今後、地方におけるレンタルスペースの更なる普及、拡大のきっかけにできればと思います」と話す。




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