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三菱商事/三菱地所 ミャンマー・ヤンゴン中心部で大規模複合再開発事業「Landmark Project」着手

2016.07.18 17:25

 三菱商事(東京都千代田区)、三菱地所(東京都千代田区)は12日、ミャンマーの大手企業グループであるSerge Pun&Associates Ltd.グループ(以下SPAグループ)の関連会社である2社、Yoma Strategic Holdings Ltd.社(以下Yoma社)及びFirst Myanmar Investment Co., Ltd.社(以下FMI社)と共同で、同国ヤンゴン市中心部における大規模複合再開発事業「Landmark Project」を開始することに合意したことを発表した。
 同プロジェクトは、SPAグループがオフィス、商業施設、ホテル等を建設・運営してきた約4haの敷地を再開発し、新たにオフィス2棟、分譲住宅1棟、ホテル・サービスアパート1棟、各棟低層部分の商業施設を合わせ、総延床面積約20万㎡超を開発・運営する大規模複合再開発事業だ。事業を進めるにあたり、三菱商事、三菱地所はシンガポールに合弁会社を設立し、海外交通・都市開発事業支援機構(東京都千代田区、以下JOIN)からの優先出資も受け入れ、日本連合として総額最大約2億ドルの出資枠を確保し、事業に参画する。JOINは海外における日系企業による都市・インフラ開発の支援を目的に平成26年10月に政府及び民間企業の出資により設立。今回がJOINの海外都市開発分野での出資参画第一号案件となる。日本連合はYoma社、FMI社と共に現地プロジェクト会社を設立、アジア開発銀行(ADB)、国際金融公社(IFC)も出資参画すると共に、両行から事業資金の借入れも行い、プロジェクトを推進する予定だ。




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