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街と暮らし環境再生機構 赤外線建物診断のセミナー開催へ
2016.07.25 16:01
雨漏り・結露・断熱効果・外壁劣化状態を赤外線サーモグラフィーにより画像化する技術の普及を目指し、研修・資格試験の実施により「赤外線建物診断技能師」を育成する街と暮らし環境再生機構(川崎市川崎区、以下「TERS」)は、「赤外線建物診断」技術の位置づけと展開と題するセミナーを開催する。
2月26日、媒介契約の締結時に売り手に対して建物状況調査(インスペクション)の意向を確認してあっせんすることを宅建業者に義務付ける「宅地建物取引業法の一部を改正する法律案」が閣議決定、その後衆議院、参議院本会議にて可決された。インスペクション認知の機会を設け、インスペクション結果を宅建業者が重要事項説明時に買い主に対して説明することを義務付けていて、売買等の契約の成立時に建物の状況について当事者の双方が確認した事項を記載した書面の交付義務も課すことにしている。それを受け不動産・建築各業界からはインスペクションに更なる注目を集めている。
TERSは第一次インスペクターとの連携により目視などでは詳細を判断できない雨漏り診断を赤外線建物診断技能師が実施する業務支援を目指し、その一環として今回のセミナーを開催する。
「注目度UP!『赤外線建物診断技術』の位置づけと展開」と題して行われるセミナーは、来月23日の東京会場を皮切りに、25日に大阪、26日に名古屋と3会場で開催される。15時開始で17時終了という点は全て共通している。会場などの詳細は公式ホームページを参照。