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野村不動産パートナーズ マンション管理組合向け電力サービスを開始

2016.08.08 17:53

電力の効率化で電気料金を3~10%割引可能
 野村不動産パートナーズ(東京都新宿区)は電力小売り全面自由化によるエネルギーサービス拡充に向けて、野村不動産グループのNFパワーサービス(東京都新宿区)との連携により、同社が管理するマンションの管理組合向け電力サービス「マンション共用部電力サービス」を今月より開始した。
 野村不動産パートナーズでは平成26年よりファミリーネット・ジャパンとの業務提携により分譲マンション「プラウド」シリーズへの「enecoQ(高圧一括受電と太陽光発電、ICTを融合させたスマートマンションエネルギーサービス)」、及び既築マンション向け高圧一括受電サービスの提供を行ってきた。
 同サービスはNFパワーサービスが電気を調達し、地域の送配電網を通じてマンション共用部へ供給。野村不動産パートナーズは管理組合からの申し込みの窓口となり、契約や問い合わせ受付、料金収納等を行っていく。切替に伴う工事や停電等は不要。送配電は地域の送配電会社が担うため従来と変わらない。NFパワーサービスが持つ精度の高い需要予測モデルを基に電力調達を効率的に行うことで電気料金を約3~10%程度割引することが可能となる。




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