週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

近鉄不動産 「てんしば」エリアで観光案内の拠点を整備

2016.08.22 16:46

 近鉄不動産(大阪市天王寺区)は、大阪市との協定により管理運営を行っている大阪市天王寺区の天王寺公園「てんしば」エリア内において、公園利用者に寄与する国際観光案内所、バス待合所及びゲストハウスを擁した複合棟の建設を進めているが、本年11月1日に開業日が決定した。国際観光案内所及びゲストハウスの運営スタッフは、大学において観光や語学を学ぶ学生をインターンシッププログラムの一環として採用し、ゲストとの交流や観光案内を通じてグローバルコミュニケションを磨く場と位置付けている。「てんしば」は昨年10月の開業から総入園者数が本年7月末時点で350万人を突破したが、近鉄不動産では新たに国際交流の場、学生の学びの場という二つの顔を加わることで、ますます地域に愛される公園に発展させたいとしている。
 複合棟は地上3階建て、延床面積529・2㎡。1階を国際観光案内所兼バス待合所、ゲストハウスの受付・共用スペースとして使用し、2階及び3階がゲストハウスとなる。施設は近鉄線やJR線などが乗り入れる天王寺・あべのターミナルから地下街で直結しており、高さ日本一のビル「あべのハルカス」のほか、新世界や通天閣など、海外からの観光客に人気の観光地にも徒歩圏内となっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube