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リベラルソリューション 自家消費型太陽光発電システムの販売を開始

2016.08.29 11:52

電力代抑制だけではなく節税にも効果大
 太陽光発電システム・スマート電化事業を展開するリベラルソリューション(東京都目黒区)は今月1日より自家消費型太陽光発電システムの販売及び設計・施工事業を仙台支社管轄の東北地方を中心に東日本エリアで開始した。
 自家消費型太陽光発電は太陽光発電の「理想形」として国も積極的に後押ししているもの。従来は発電した電気を電力会社に売る売電収益型が主流だったが、その売電単価は年々下落傾向にあり、投資目的としての魅力は薄れているのが現状である。
 それとは対照的に、発電した電気をすべて自社内で使う自家消費型太陽光発電は注目を集めつつある。年々上昇を続ける電気代に苦慮する企業にとって、コスト削減のための大きな武器となり得るからだ。
 リベラルソリューション仙台支社支社長の野澤宙矢氏は自家消費型太陽光発電システムを設置することのメリットについて次のように語る。
 「オフィス・工場の屋根や屋上(目安として450㎡以上のスペース)に50キロワットの太陽光発電システムの設置を行う場合、月々の電気代が105万円程度の企業の場合、年間70万円程度の経済メリットが生まれる電気代抑制効果、『中小企業投資促進税制』の適用によって導入費用の大部分が即時償却可能という節税効果、『再生可能エネルギー事業者支援事業費補助金』によって最大で導入費用の3分の1まで補助金が給付される、といった3点の大きなメリットがあります。特に節税効果については売電目的での設置だと導入費用の50%までしか償却することができませんが、自家消費型であれば今なら100%即時償却となっております。この優遇税制は今年度限りとなっているため、いち早い設置を当社としては推奨しております」
 今回同社の自家消費型太陽光発電システムの販売事業を仙台支社が中心となって行っているのは、これまで野立ての太陽光発電システム販売を行ってきたノウハウを蓄積しているため。100%子会社の工事会社も抱えているため、設置からアフターサービスまで一貫して行うことができるのが強みだ。10月4日には仙台でセミナーを行う予定となっており、他エリアでも順次開催を予定している。




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