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国土交通省 「第1回サステナブル建築物等先導事業」の決定
2016.08.29 11:06
省CO2の実現に取り組む
国土交通省(東京都千代田区)は今月24日に平成28年度第1回サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)の採択プロジェクトを決定した。
同事業は国土交通省が実施する家庭部門・業務部門の省CO2に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅・建築プロジェクトを公募し、支援する活動。省CO2対策を強力に推進することによって住宅・建物の市場価値を高めるとともに、居住・生産環境の向上を図ることを目的としている。
評価方法は学識経験者からなる評価委員会によって決定される。
5月16日から6月24日まで募集が行われ、8件の応募件数の中で6件の提案がサステナブル先導事業として適切であると評価された。
採択されたプロジェクトは建築物(非住宅)/一般部門の新築ではパルコ(東京都渋谷区)の「Next渋谷パルコ meets Green」と讀賣テレビ放送(大阪市中央区)の「読売テレビ新社屋建設計画」。
改修では光が丘興産(東京都練馬区)の「光が丘『J.CITYビル』ZEB Ready化総合改修事業」。
マネジメントでは三井不動産TGスマートエナジー(東京都中央区)の「自立分散型エネルギーの面的利用による日本橋スマートシティの構築」が評価された。
戸建住宅部門ではLIXIL(東京都中央区)の「建材メーカーと地域工務店協働によるHEAT20を指針とした健康快適に暮らせる省CO2住宅の地方都市・郊外を中心とした普及促進」とエコワークス(福岡市博多区)が代表を務めるくまもと型住宅生産者連合会の「熊本地震復興支援くまもと型住宅先導プロジェクト」が評価された。