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ヤマハ リゾート事業を再編 「ヤマハリゾート つま恋」年内に営業終了
2016.09.12 17:42
ヤマハ(浜松市中区)は2日、取締役会において100%出資の事業子会社であるヤマハリゾートが運営するリゾート事業を再編することを決議し、「ヤマハリゾート つま恋」の営業を終了することを発表した。
ヤマハリゾートは現在「つま恋」、「葛城北の丸」、「葛城ゴルフ倶楽部」の3施設を運営しているが、近年のリゾート事業を取り巻く環境はより高付加価値を追求するハイエンド志向とインバウンド需要にも対応する低価格・カジュアル志向に二極化するなど大きく変化しており、こうした状況下で同社はリゾート事業の今後について検討してきた。その結果、事業の選択と集中を行うこととなり、「つま恋」については営業を終了し、経営資源を「葛城北の丸」、「葛城ゴルフ倶楽部」の2施設に集中する判断をするに至った。これにより「葛城北の丸」、「葛城ゴルフ倶楽部」は上質な魅力溢れる施設として今まで以上に利用者に高い満足を提供していくことを目指す。
昭和49年の開業以来会員制の滞在型リゾート施設として利用者に上質な余暇を提案し続けてきた「つま恋」は近年の二極化する顧客ニーズへの適合が難しくなり、さまざまな経営努力を重ねてきたもののヤマハならではの高品質なリゾート施設としての将来像を描くことが困難と判断された。今年12月25日をもって一般営業を終了する。