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三菱電機/三菱電機ビルテクノサービス 工事期間中でもエレベーターが利用できる
2016.10.24 13:48
「ハイブリッド制御盤」を開発
三菱電機(東京都千代田区)と三菱電機ビルテクノサービス(東京都荒川区)は新旧の巻上機や操作盤が混在するリニューアル工事期間中でもエレベーターが利用できる「ハイブリッド制御盤」を開発した。
現在、国内には約72万台のエレベーターが設置されており、そのうち設置から25年が経過しリニューアルの時期を迎えた同社製エレベーターは約5万台にものぼる。平成32年度には約9万台となる見込みとなっている。
これまでリニューアル工事の際は制御盤を含めた全てのリニューアル機器の工事完了するまでエレベーターの利用ができず、高齢者の多いマンションや病院などでは工事による長期間の停止が問題となる場合があった。この問題解決のために工事期間中でもエレベーターが利用できる「ハイブリッド制御盤」を開発した。
リニューアルの時期を迎える平成2~9年頃に製造した三菱エレベーター「GRANDEE(グランディ)」を対象に既設機器とリニューアル後の機器の双方を制御できる専用の制御盤を開発。例えばマンションでは通勤や通学などの利用者が多い朝晩の時間帯、飲食テナントビルでは夕方・夜の営業時間帯にエレベーターの利用を可能にする。また、病院などエレベーターの連続休止期間を設けるのが難しい施設や事務所ビルなどでは工事を利用者の少ない曜日に分散することで利用者の不便を軽減する。