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三井不動産 日本橋室町の街づくりが表彰 土地活用モデル大賞の最高賞に輝く
2016.11.14 16:15
三井不動産(東京都中央区)が事業推進者の一員として進める日本橋再生計画の具体プロジェクト「日本橋室町東地区開発計画」および「日本橋本町二丁目特定街区開発計画」は8日、都市みらい推進機構(東京都文京区)が主催し、国土交通省が後援する平成28年度土地活用モデル大賞において最高賞である国土交通大臣賞を受賞した。
土地活用モデル大賞は、土地の有効活用や適切な維持管理に取り組む、土地活用の「成功モデル」となる模範的事例を募集し、優れた事例として表彰する制度。全国的に紹介してその普及を図るもので、本年度で13回目を迎える。審査委員会では「プロジェクトの具体化に当たっての工夫」および「プロジェクトによる周辺地区活性化や社会的な貢献」の2つのテーマに基づき審査が行われた。
日本橋室町東地区開発計画および「日本橋本町二丁目特定街区開発計画」は、複数の大規模街区の建替え・再開発において「残しながら、蘇らせながら、創っていく」という日本橋再生計画のコンセプトを共有して、街の固有の歴史などアイデンティティを生かしつつ環境と共生した持続可能な都市として再生を行うことにより、日本橋地区に新しい価値を創造することに成功した。また、これらの開発は三井不動産が主体となって複数の建替え事業等を総合的にマネジメントし、個々の地権者ニーズを踏まえつつエリア全体のコンセプトを明確に打ち出し、日本橋エリア全体の付加価値を高める開発として、街づくり型の地区整備・再開発としての優れた事例として評価された。