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アペックス/三菱地所プロパティマネジメント 「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」
2016.11.21 12:54
災害対応型カップ自販機採用
アペックス(東京都千代田区)と三菱地所プロパティマネジメント(東京都千代田区)は「災害時における提供協力に関する協定」を締結。17日に調印式を執り行った。
協定は、三菱地所プロパティマネジメントが管理運営を行う大規模ビル「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」内にアペックスが展開する「災害対応型カップ自販機」を27台設置するというもの。入居テナントの災害時における安心・安全に寄与することを目的としている。
「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」では「BCP対応」として電力と水の自立型システムを導入しており、災害時でも電力と水が確保できるため「災害対応型カップ自販機」を役に立てることができ、高い防災力をもつ「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」の防災拠点ビルとしてのさらなる機能強化を実現する。
災害時におけるカップ式自動販売機の導入メリットは次の通り。(1)災害協定書に基づき、飲料を一定期間無料にて提供。事前に取り付けたエマージェンシースイッチで、簡単に無料に切り替え可能。(2)どの季節に災害が発生しても、温かい飲み物と冷たい飲み物を提供。(3)お湯・水のサービスが可能。薬の服用水やインスタント食品の調理水としても活用可能。(4)原料が軽くコンパクトなため、持ち運びが容易で省スペースでの備蓄が可能。(5)自動販売機だけでなく、哺乳瓶が消毒できない場合にも紙カップは有効活用できる。
今回、同ビルの地下2階に約24㎡の備蓄倉庫をアペックスに無償提供し、1カ月分(27台で約2万7000杯)の原料を備蓄する。災害時にはアペックス社員がビルに行き原料を補充さえすれば1カ月間売り切れることなく、通常通り自動販売機が利用できる。使用後はかさばらず廃棄することができる。