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<今週のピック☆アップ>アットオフィス 人気の貸会議室、大阪1号店をオープン
2016.11.28 12:11
賃貸オフィスの仲介業をはじめ、貸会議室・レンタルオフィス等の運営を手掛けるアットオフィス(東京都港区)は21日、JR「大阪」駅から徒歩圏内の梅田エリアに貸会議室「アットビジネスセンター大阪梅田」を開業した。ビルの有効活用を考えているオーナーが実際に足を運んで、独自の工夫に高い評価を下している。
アットオフィスでは、これまで「東京」駅前や池袋・渋谷といった東京の主要オフィスエリアにおいて「アットビジネスセンター」の運営を行ってきた。今回オープンした「アットビジネスセンター大阪梅田」は大阪エリア第一号店であり、ターミナルの「大阪」駅及び「梅田」駅から徒歩6分、JR「北新地」駅や地下鉄「西梅田」駅とは地下で直結という抜群のロケーションとなっている。会議室は4名用の小ぶりなサイズからスクール形式で84名収容可能な大部屋まで、バリエーション豊かな10部屋で構成される。室内は音響・映像設備、長机・椅子・ホワイトボードなどの備品を完備。各種セミナーやイベント、企業の研修、採用面接など、幅広い用途で利用が可能だ。開発課次長の岡田哲氏によれば、施設の企画にあたっては同社がこれまで手掛けた貸会議室での経験が生かされているという。例えば、室内の複数カ所に設置された壁掛け時計。これはセミナー受講者だけではなく、講師の講演時間配分など、講師側の使い勝手も考えての試みなのだとか。
また、高さを抑えた受付カウンターは来訪者がスタッフの在席を視認できるよう配慮されたもの。受付カウンター横には来訪者が利用できるタオルウォーマーが設置されている。
「貸会議室の利用者の声で『あったら嬉しいもの』として挙がるのが『おしぼり』です。こうした『ちょっとした配慮』は他の貸会議室にはない当施設の特長です」(岡田氏)
ゆったりとくつろげるラウンジ空間にはコンセントを多めに配置。会議やセミナー前にプレゼンデータの最終チェックができるワーキングデスクや、空き時間に食事ができるイートインカウンターと、利用者の行動に則した様々な機能が設けられている。
充実した設備と高いサービス品質で利用者の支持を獲得してきた「アットビジネスセンター」。梅田エリアは貸会議室が集積する激戦区であるが、岡田氏は「当社の貸会議室はリピート利用が業界最高レベルであるのが特徴です。インターネット等で周知を図りながら早期の安定稼働を目指したい。今後はオーナーとの共同運営で大阪2号店の計画を進め、3号店以降も随時受け付けている」と述べている。