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オリックス不動産/バカン 2つの旅館で空席情報管理システムの実証実験を開始
2016.12.19 16:28
新たに生まれたサービスを他施設へ展開
オリックス不動産(東京都港区)は12日、自社運営のホテル「御宿 東鳳」(福島県会津若松市)、「宇奈月 杉乃井ホテル」(富山県黒部市)において、バカン(東京都港区)が開発した空席情報を管理するIoTシステム「ORIVA(オリバ)」の実証実験を先月21日より開始したことを発表した。
オリックス不動産は今年4月、Creww(東京都目黒区)と新規事業創出を目的にスタートアップ企業との協業に取り組むオープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」を開始。エントリーした53社の中からバカンと運営施設の2旅館と協業が実現した。
バカンの「ORIVA(オリバ)」は、レストラン、フロント、大浴場など館内のパブリックスペースの空き状況がスマートフォンやタブレットで確認できるシステム。両施設において、空席状況技術の応用と検証をし、将来的には新たに生まれたサービスをオリックス不動産が運営する他の宿泊施設へ展開させる予定だ。