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ザイマックス 大阪で宿泊特化型ホテルを開発
2016.12.26 11:11
ロードサイド商業施設をコンバージョン
ザイマックス(東京都港区)は、かねてより大阪府泉南郡にて開発していた宿泊特化型ホテル「からくさスプリングホテル関西エアゲート」が完成したと発表した。
「からくさスプリングホテル関西エアゲート」は、従前は大型家電量販店として利用されていたロードサイドの商業施設を、宿泊特化型ホテルにコンバージョンしたもの。今回のコンバージョンでは、建築基準法及び消防法上の「ホテル又は旅館」用途として必要な設備要件を、また旅館業法上は「ホテル」用途に求められる設備要件をそれぞれ新築同等にクリアした建物となっており、ロードサイドに存する家電量販店のホテルコンバージョン案件としては珍しい取り組みといえる。
従前の建物は階高約7mの平屋建てであったが、新たに構造体を設けて床を張ることで2階を増築。従前建物の容積を効率的に消化した。また、客室としての採光を確保するために設けられた3カ所の大きな吹き抜けにより、売場部分を快適な客室に変更することを可能とした。改装後のエントランス部分は従前建物の階高を生かした大空間とし、ホテルの顔であるフロントや約160人が収容できるレストランを配置。エレベーターを3基新設するとともに、2階への移動をスムーズにするためレストラン横にスロープも設けられている。客室数は139室で、2名から4名で利用できる客室を82室用意するとともに、コネクティングルームを多く取り入れることで、団体での宿泊にも対応する。
建物は10月25日に竣工。来年1月16日のソフトオープンに向けて準備を進めており、ホテルの運営はザイマックスグループが担当。客室セールスは中国・春秋航空を中軸とする春秋企業集団の日本法人春秋投資日本(東京都墨田区)との提携により進められる。