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三井不動産/清水建設/日本アイ・ビー・エム 「コレド室町」周辺にてスマホを用いた音声ナビゲーションの実証実験を実施
2017.01.30 11:44
三井不動産(東京都中央区)、清水建設(東京都中央区)、日本アイ・ビー・エム(東京都中央区)の3社は2月8日~28日までの3週間、日本橋室町地区において高精度な屋内外音声ナビゲーション・システムの実証実験を実施する。
同実験はバリアフリー・ストレスフリーな街づくりの実現に向けて日本橋室町地区の「コレド室町」1~3、東京メトロ銀座線「三越前」駅地下歩道の一部、江戸桜通り地下歩道からなる空間を対象として、スマートフォン・アプリを活用した高精度な屋内外音声ナビゲーションによって来街者を店舗や施設に案内するシステムの有効性を検証するものだ。
同システムがアプリとの音声対話によって店舗や施設の情報をサーバーに問い合わせ目的地を設定し、範囲内の各所に設置されたビーコンが発信する位置情報と電波強度情報をもとに利用者の位置を算出。車いす利用者、視覚障がい者を含む来街者(日本語、英語)をそれぞれに適した誘導方法によって目的地まで快適に案内することを目指す。
26日に行われた同実験のメディア説明会において、三井不動産日本橋街づくり推進部事業グループ長の中原修氏は「当社は日本橋においては官・民・地元と連携し都市型スマートシティの構築を目指して街づくりを進めております。本件のような先進的なICT技術を街づくりの中に活用していくことは広く人類が抱える課題を解決するという意味でも大変有用なもの」と実験への参画への経緯についてコメントしている。