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森トラスト 銀座二丁目で上質なホテウの開発を推進
2017.02.06 16:59
設計・内装デザインに隈研吾氏
森トラスト(東京都港区)は1日、中央区銀座で推進している「(仮称)銀座二丁目ホテル計画」に関して、建築家・隈研吾氏がプロジェクトの設計・内装デザインに参画することを発表。千代田区丸の内の「シャングリ・ラ ホテル 東京」で記者発表を実施した。
「(仮称)銀座二丁目ホテル計画」は、「シャネル」・「カルティエ」・「ブルガリ」・「ルイ・ヴィトン」といった海外のハイブランドショップが集積する銀座二丁目交差点に近接した、銀座マロニエ通りに面する敷地面積約660㎡のホテル計画。今回、プロジェクトに建築家の隈氏が参画することで、海外から定評のある独自の世界観を演出する建築デザインと、森トラストが持つラグジュアリーホテルの開発ノウハウとの融合によって、上質を知る世界の旅行者のニーズを叶える快適性と機能性を兼ね備えたホテルの創造を目指すとしている。
記者発表には森トラスト代表取締役社長の伊達美和子氏ならびに隈研吾氏が出席。プロジェクトの概要が発表された後、両名によるトークセッションが行われた。その中で伊達氏は「国際都市・東京の中でも最も熱い視線が注がれる銀座の発展に貢献できるホテルを目指し、隈研吾さんとともに取り組んでいけることを楽しみにしています」と述べた。また、隈氏は「銀座は世界のトレンドを発信する先進性と、古き良き文化が残る珍しい街。この街で新しいランドマークとなるホテルを開発に参画できることに喜びを感じている」と述べている。プロジェクトは既存建物の解体工事の後、平成30年(2018年)半ばの着工、平成32年(2020年)初頭の開業を予定している。