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小田急不動産 オフィスビルのリノベーション賃貸事業に着手

2017.02.06 16:55

 小田急不動産(東京都渋谷区)は先月30日、オフィスビルのリノベーション賃貸事業を強化すると発表した。新規収益機会の創出が狙い。築年数が経過した物件を取得後にリノベーションまたはコンバージョンを行い、物件価値を高める。昨年リノベーション賃貸事業参入1号物件として賃貸マンション「バアクレイ南麻布」を取得したが、今回はオフィスビルの1号案件。取得予定の東京都新宿区新宿5丁目のビルをコンバージョンし、小田急グループのUDS(東京都渋谷区)へ一括賃貸し、インバウンド事業者のためのコワーキングスペース「INBOUND LEAGUE(インバウンドリーグ)」として今年9月開業を予定している。 
 小田急不動産は「今後、小田急沿線および都内エリアを中心にリノベーション可能な物件を積極的に取得・再生し、グループ内外のパートナーとの連携によって新しい働き方・住まい方を提案することで物件の差別化を図り、事業の競争力を高めるとともに地域の活性化に貢献してまいります。リノベーション賃貸事業に今後5年で約100億円の投資を計画しており、オフィスビル、レジデンス計15棟の事業規模を目指していきます」と述べている。




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