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バリューレイズ 大学院生と連携し築古ビル再生

2017.02.13 13:51

 中古ビル専門のコンサルティング事業を展開するバリューレイズ(東京都港区)は7日、東京・西麻布に建つ築48年が経過した「早野ビル」を明治大学大学院の学生とともに再生させるプロジェクトを開始した。
 同大学院新領域創造専攻「都市再生マネジメント特論」の授業の一環として再生計画を立案。ビルオーナーに提案された企画をもとに、バリューレイズがビルのワンフロアを借り上げ、自らリノベーションを行ったうえで転貸する「リノベサブリース」を実際に事業化する。学生たちは担当講師である田村誠邦客員教授、宮部浩幸兼任講師の指導のもとに各自知恵を出し合い、実際の物件で再生事業を行うことを前提に同社に対して事業企画のプレゼンテーションを行うという「生きた」授業を行ってきた。授業期間は昨年9月~今年1月。1月の事業提案を受け、4月をめどに事業化する。同社は「今回の取組を通じ、大学院生の斬新な発想で、より新しいタイプのコミュニティ型シェアオフィスができあがることを期待しています」としている。




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