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森トラスト 「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」始動

2017.02.20 17:26

 森トラスト(東京都港区)は13日、現在推進中の「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」が10日に行われた東京圏国家戦略特別区域会議において、新規の都市再生プロジェクトとして追加提案されたことを発表した。今後、同プロジェクトが東京圏国家戦略特別区域の特定事業として、内閣総理大臣による認定を受けるべく手続きを進めていく。 開発地は各国大使館や宿泊施設、多彩な文化・商業施設が集積する赤坂エリアに位置しており、東京を代表する国際的業務・商業地区としての発展が期待され、大型の再開発が活発化している一方、赤坂氷川神社や大名屋敷跡など、江戸文化を今に伝える名所が点在する個性豊かな街区を形成している。開発するにあたり、先進的なオフィス機能、国際級ホテル等の観光支援機能のほか、エリアの特性を生かし、日本独特の歴史・文化に興味を持つ観光客のニーズを満たす、ジャパンブランドの発信機能を複合した施設の実現を目指すという。 同社は東京駅近接の観光インフォメーションセンター「TIC TOKYO」、「東京ワールドゲート」(2020年春竣工予定)の産業育成施設、そして同プロジェクトを加えた都心の中心部の3カ所において、「ジャパンブランドの発信」に向けた取り組みを行い、観光先進国を目指す日本の成長戦略の実現に貢献していくという。




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