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日本土地建物 「はとバス」定期観光バス等の運行開始
2017.02.27 16:24
日本土地建物(東京都千代田区)は京橋二丁目西地区市街地再開発組合より「京橋エドグラン」のタウンマネジメント業務やビル管理業務を受託するなど、施設運営を担っている。そうした中、今月1日より同施設内の「バスのりば」の観光バスの運行を開始した。運営業務は、はとバス(東京都大田区)に委託している。
その目的は観光客等の回遊性・利便性の向上と中央通り沿道等の観光バス駐車による交通障害の軽減だ。都市開発事業部の藤枝雅幸副部長は「当該地区の再開発を進めるにあたって行った『都市計画提案』において、都市再生への貢献要素の一つとして『文化交流拠点の形成』と『バスのりば』の整備による交通支援機能の強化を掲げました。『バスのりば』の運営においては、はとバスに前向きに検討していただき、今回の観光バス運営が実現しました」と話す。
はとバス定期観光バスは現在、3つのツアーの発着が予定されている。その他の貸切観光バスの駐停車・乗降受入れは4月1日より利用を開始する予定。「バスのりば」の他、同施設内にある「中央区観光情報センター」や「中央区コミュニティサイクル」、「駐車場(234台)」の活用、施設前に停車する「メトロリンク日本橋」との機能補完により「東京」駅東エリアの新たな観光ハブとして機能する。
藤枝氏は「『バスのりば』をはじめ、本施設が交通・交流の拠点となり観光振興においても貢献できればと思います。イベントなども定期的に開催し、『京橋エドグラン』だけでなく京橋エリア全体のブランドを高めていきたいと思います」と意気込みを語った。