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三井不動産 日本橋室町で防災訓練を実施
2017.03.06 14:59
ポンプ車による放水など400名超が参加
三井不動産(東京都中央区)は1日、「春の火災予防運動週間」に合わせて日本橋消防署および地域消防団と連携したオフィスビルでのテナント参加型防災訓練を日本橋室町の福徳の森および「室町東三井ビルディング(COREDO室町1)」で実施した。
訓練は「日本橋室町地区における災害発生時にビルの自衛消防隊と公設消防隊、地区の消防団が連携しての避難誘導、救助訓練」として福徳の森と「室町東三井ビルディング」間の道路を一般車両通行止めとし、地震によりビル内で火災が発生したとの想定でビルの自衛消防隊による初期消火および避難誘導等の初動訓練、連絡を受けた日本橋消防署の出動により逃げ遅れ者のはしご車によるビル8階からの救助、ポンプ車による一斉放水などが一日消防署長を委嘱された三井不動産執行役員でビルディング本部副本部長の宮田歩氏の号令のもと行われた。一日消防署長委嘱状交付式において宮田氏は「当社は日本橋エリアに留まらずこの春の火災予防週間におきましては首都圏並びに全国18カ所で同様の訓練を実施しており、この場においては400名以上の方のご参加をいただき全国では約3000名に参加いただいています。この訓練によって平時における防火・防災への備え、有事における対応力・心構えといったところをもう一度ここで思いとどめて頂く機会にしていただきたい」とコメントした。 また、福徳の森では煙体験ハウスによる脱出体験や防災トイレやかまどベンチの公開、老舗店舗による物資提供としてにんべん(東京都中央区)による「深川風あさりとごぼうのみそ汁」の配布も行われた。