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コクヨエンジニアリング&テクノロジー 会話音のボリュームを検知
2017.03.06 14:48
執務空間に合わせた音環境を構築
コクヨグループのコクヨエンジニアリング&テクノロジー(東京都品川区)は今月1日より、執務空間に合わせた音環境を構築できる「サウンドソリューションシリーズ」に、新たに「レベルメーター」と「残響音シミュレーション」の2商品を加え発売している。
同社は平成18年から、45デシベル程度の特殊な空調のようなマスキング音を発生させることで、会話漏れや騒音が聞こえにくくなるマスキング効果を応用した音環境ソリューション「サウンドマスキングシステム」を提供。現在まで同シリーズは合計9種発売し、企業、金融機関、医療機関、法律事務所などを対象に導入される。納入累計は昨年12末時点で1500件以上である。
今回新たに発売する「レベルメーター」は、機器本体に内蔵したセンサーで執務空間内の会話音のボリュームを検知し、一定の音量以上になると光や音で音のレベルを知らせる装置。これにより会話音の強さが意識でき、商談や会議などの効率化をサポートする。
また「残響音シミュレーション」は、意匠性と快適性が保たれた音環境の構築を支援するサービス。設計段階の会議室やすでに使用している執務空間で、残響音のシミュレーションを行い、会議や執務に最適な音レベルであるかを検証することが可能である。