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三井不動産 新しい働き方を実現するための取り組み「WORKSTYLINGプロジェクト」
2017.04.10 17:35
三井不動産(東京都中央区)は新しい働き方の実現に貢献するために「WORKSTYLINGプロジェクト」を立ち上げ、ワークスペースの様々な課題に対応する「法人向け多拠点型シェアオフィス」を通じ働く場に関する新たなソリューションの提供を開始している。
「WORKSTYLING」とは、これまでの企業に決められた画一的な働き方に対して企業で働く一人ひとりが企業と協調しながら自分にあった自由な働き方を実現すること。「法人向け多拠点型シェアオフィス」は同プロジェクトの中核事業となるもので、これまでのコワーキングオフィスやサテライトオフィスとは異なる新しい視点に立った「働く場」を企業に提供するもの。
今月6日に行われた同プロジェクトの説明会において、同社執行役員ビルディング本部副本部長の宮田歩氏は「ビル事業本部においては、2014年に『その先の、オフィスへ』というステイトメントを策定しより快適に安全なオフィス環境を提供することに努めています。三井のオフィスに集うお客様が単に働くだけではなくオンタイム・オフタイムを過ごす新しい生活の場というものを提供していくことを目指しています。オフィス環境に求められるものというのは変わってきております。弊社が『その先のオフィスへ』というステイトメントを定めてから3年間においてもビジネスシーンにおける時間や場のあり方、働き方、オンとオフの境界線といったものが格段に多様化してきていると感じております。新しい時代に相応しい働く場の創出に取り組んできた三井不動産のノウハウを最大に生かし、当プロジェクトを推進していきたいと考えています」とコメント。
「法人向け多拠点型シェアオフィス」は現在八重洲、新宿など都心部を中心に展開しており、今月10日にオープンした「WORKSTYLING汐留」で10拠点目となる。今後も日本国内の主要なエリアに開設が予定されており、2017年度中に30カ所の拠点を目指す。