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日本リビング保証 「売買あんしんサポート」4月4日より全国で提供

2017.04.10 17:06

「第三者による検査実施・保証」を不動産仲介事業者が手軽に利用
 住宅総合アフターメンテナンス事業を展開する日本リビング保証(東京都渋谷区)は4日より、日本全国の不動産仲介事業者向けに中古物件の「検査・保証」をワンストップで提供する新サービス「売買あんしんサポート」の提供を開始した。
 「売主・買主の双方に安心を届ける」ことをコンセプトに「様々な仲介形態に対応する検査内容・保証内容の標準化」、「電子マネーによる事前決済」を行うことで、大手不動産仲介事業者が提供しているものと同等のサービスを日本全国の不動産仲介事業者が利用できる仕組みを構築した。同サービスは大きく「検査」と「保証」に分かれ、物件ごとに検査種類・保証期間を選択できる。  「検査」は媒介契約締結後に申し込みし、同社が物件を訪問し検査を実施する。実施可能な検査内容は「設備検査・建物検査・シロアリ検査」で、オプションで「既存住宅売買瑕疵保険対応の検査」を行うことも可能。検査結果については「検査結果報告書」として不動産仲介事業者に報告する。一方「保証」については売買契約締結後に保証書発行を申込み、同社より売主・買主用の保証書を発行。保証期間は「3カ月・1年・2年」から選択でき、両手仲介時はもちろん、片手仲介時にも効率的に利用が可能だ。保証料は住宅基本設備の3カ月保証(修理限度額10万円・製造から10年以内)で9000円(税別)から、戸建の建物(住宅防水部・木部の腐食・給排水管路)の3カ月保証(修理限度額200万円)で1万4000円(税別)となる。
 検査申込は専用ウェブサイトで行い、料金決済は全て同社の発行する決済用電子マネーで行う。またサービス利用開始には有料の事業者登録が必要だが、登録料は全額が決済用電子マネーに還元され、検査料・保証料への利用が可能。「実質登録料無料(9月末までのキャンペーン期間中に限る)」で利用できる。
 2018年4月に施行される改正宅建業法では宅建業者に対し「媒介契約において建物状況調査を実施する者のあっせんに関する事項を記載した書面の交付」などが義務付けられる。同サービスを活用することで、建物検査についてオプションにて既存住宅売買瑕疵保険対応の検査に変更することができ、当該法改正への早めの対応を実施している不動産仲介事業者として、顧客にアピールすることができる。 




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