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SQUEEZE 短期貸しの一元管理を可能に クラウドツールのβ版リリース

2017.04.10 17:10

 民泊・ホテル・旅館に特化したクラウドソーシングサービス「mister suite(ミスタースイート)」を展開しているSQUEEZE(東京都港区)は3日、民泊からマンスリーまでの物件の短期貸しを一元管理できるクラウドツール「suitebook(スイートブック)」β版をリリースした。
 先月10日、「住宅宿泊事業法」案を閣議決定。2018年には施行が見込まれるなかで不動産業界ではオーナーをはじめとして管理会社、マンスリーマンション運営事業者などが参入に向けて動きを見せている。今回の「suitebook」は管理のシステム化が遅れている代行事業者、およびこれから参入に向け動いているマンスリーマンション運営事業者向けの導入が見込まれている。代表取締役の舘林真一氏はリリースの狙いについて次のように話す。
 「これまでの『mister suite』は弊社のスタッフやクラウドワーカーによるゲスト対応や清掃手配などオペレーション面でのサービスも含まれていましたが、『suitebook』はオペレーションを除いたシステムの提供となります。民泊が完全合法化へ動き出したことにより、これまで水面下だった不動産関係事業者の本格参入が加速していくことが予想されます。『suitebook』を通して参入のサポートをしていきたいと考えています」
 現在のβ版は期間限定で無料導入できる。「多く導入していただくとともに、フィードバックをもらい利便性に優れたサービスとして正式リリースにつなげていきたい」と舘林氏。これから民泊に参入を検討する不動産事業者は宿泊予約管理のツールとして注目したい。




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