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三菱電機 多様な定格電流対応の電力量計

2017.04.24 16:02

 三菱電機(東京都千代田区)は今月21日、オフィスビルや商業施設で使用される電力量計の新製品として、多様な定格電流に対応できる豊富なラインアップと配線などの互換性確保により既設の誘導形電力量計から容易に置き換えできる電子式電力量計「M2PM シリーズ」を発売した。
 同製品は電力を円盤の回転力に変え、その回転数を積算計量するもの。電力をデジタル変換して積算計量するものだ。特長としては豊富なラインアップと互換性により、誘導形電力量計から容易に置き換える事ができ、30A・60A・120A・(5A)の定格電流に対応した豊富な機種をラインアップしている。
 誤結線判別機能の搭載により、安心・安全な運用開始をサポートし、誘導形電力量計にはない誤結線判別機能により、液晶画面で誤接続を警告。運用開始前に誤接続を確認できるので、安心・安全な運用開始をサポート。モバイル検針により、計量値データの読み取り・転記ミスを防止し、別刷りのモバイル用検針モジュールにより、計量値データをBluetooth Low Energy 通信でモバイル端末対応OSはiOS10.0に収集。収集したデータをCSVファイル化してメールでパソコンなどに送信することで、計量値データの読み取り・転記ミスを防止し、検針データ管理の向上に貢献している。これには別売のモバイル用検針モジュール(M2PM―MM)の後付が必要。近年、テナントビル・商業施設向け電力量計においては、アナログの誘導形電力量計からデジタルの電子式電力量計への更新需要が拡大するとともに、設置時の省施工化や運用時の省力化といったニーズが高まっている。




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