週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ヒューリック 「GINZA SIX」区分所有持分の取得

2017.05.15 10:56

 ヒューリック(東京都中央区)は先月28日、銀座に竣工した「GINZA SIX」の区分所有権を取得したことを発表した。 
 中央通りに面する「松坂屋銀座店」跡地とその隣接街区約1・4haを一体的に整備した再開発事業であり、オフィス・商業・文化施設が一体となった地域最大級の複合開発物件。屋上庭園や観光バスの乗降スペースの整備がされており、2018年には地下通路で駅直結となる等、来街者の利便性に長けた非常に希少性が高い物件だ。同社は区分所有持分であるオフィスフロア8階全体の約1630坪を取得。中央通り側の間口は100mを超え、設備もハイグレードスペックの大型プレートであり、テナントニーズは底堅いとみている。 
 また、同日「心斎橋プラザビル・心斎橋フジビル」を6月30日に取得する売買契約を締結したと発表。「心斎橋プラザビル」は新館・本館・東館で構成され、新館は1974年10月に竣工。地上10階地下2階、延床面積5721・72㎡。本館は1973年5月竣工。地上12階地下3階、延床面積1万1314・26㎡。東館は1981年7月竣工。地上12階地下2階、延床面積9088・41㎡。「心斎橋フジビル」は1991年竣工、地上9階地下1階、延床面積5365・25㎡。大阪市営地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅直結、大阪の観光・商業の中心地である心斎橋エリアに位置し、御堂筋及び長堀通の角地に存する視認性の高い事務所・店舗ビル。同社が注力する商業・観光のポテンシャルが高いと判断し、固定資産として取得したという。




週刊不動産経営編集部  YouTube