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三菱地所ハウスネット 住宅事業でのVRの活用領域を拡大

2017.06.05 11:28

 三菱地所グループではこれまで住宅事業においてVR(バーチャルリアリティ・仮想現実)の技術を活用した営業ツールを導入してきたが、今月1日より住宅売買仲介を担う三菱地所ハウスネット(東京都新宿区)にもサービスを拡大。対象物件が新築マンション・注文住宅から売買仲介物件にまで広がった。また、三菱地所(東京都千代田区)は日本初のフィンテック拠点「FINOLAB(フィノラボ)」に入居中である、VRコンテンツのプラットフォーム提供を手掛けるナーブと協働し、同社の「VR内見システム」及び同社作成の専用撮影アプリを活用することで、営業担当者などの同社グループ社員が自ら撮影したVR映像をその場でアプリを通じてアップロードすることが可能となり、より多くの物件を撮影でき、営業に活用しやすくなった。
 同社グループにおけるVR技術の活用は、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)の新築分譲マンション7物件(首都圏5件、関西圏2件)、三菱地所ホーム(東京都千代田区)の全てのホームギャラリーでVR素材活用の実績があったが、三菱地所ハウスネットで取り扱っている売買仲介物件のVR内覧が可能となり、今後賃貸・リフォーム物件など他の物件タイプや動画・インテリアパターン・眺望などVR素材のラインアップを広げることも視野に、クライアントへの提案力を一層強化していくとしている。




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