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<今週のイチオシ>富士通九州システムズ(FJQS)

2017.06.19 11:23

高所作業者の命を守るスマート安全帯
 富士通九州システムズ(FJQS、福岡市博多区)のスマート安全帯ソリューションは、建設現場などの高所作業者が着用する安全帯の使用状況をクラウド上で収集して管理し、危険状態にある作業者へアラートを通知するものだ。さらに、作業現場だけでなく遠隔地でも作業者の状態を把握することで安全管理を行うもので、今年度中の実用化を目指すとしている。
 従来は人の注意力に頼ってきた安全管理に対し、ICTによる作業現場の「見える化」を実現するとともに、墜落や転落による重篤な労働災害の未然防止、安全教育での活用等、新たな価値を提供する。労働災害対策の現状は、人の注意力任せで現場に負担を強いているのが実情であり、作業者の最も多い死亡事故原因は「墜落・転落」だ。センサー付き安全帯の装着を徹底する事で、まずは安全帯のロックとアンロック状態を観測し、高所作業に従事している作業員の安全の「見える化」を行うことで、関係者の安全コミュニケーションの円滑化を実現する。いずれは建設作業者達の心拍や体温、高度や気圧、気温、風速等の周囲環境の等の情報も収集、分析することで労災の未然防止や安全教育等の新展開を目指す。




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