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東京急行電鉄/東日本旅客鉄道/東京メトロ 渋谷駅街区開発計画
2017.08.14 13:04
「渋谷スクランブルエリア」リーシング開始
東京急行電鉄(東京都渋谷区)、東日本旅客鉄道(東京都新宿区)、東京地下鉄(東京都台東区)が推進する渋谷駅街区開発計画の正式名称が「渋谷スクランブルスクエア」に決定。今月1日よりオフィス、商業施設のリーシングも開始した。
2019年度に開業予定の第1.期(東棟)は渋谷エリア最高となる高さ230m、地上47階建て、高層部にはオフィス、中低層部には商業施設が備わる。
オフィスは総賃貸面積約7万3000㎡。最大約870坪のフロア面積は渋谷最大級で、全フロアから都心が眺望できるという。
商業施設は地下2階から地上14階。変化と創造の街・渋谷にふさわしい「世界最旬の商業施設」を目指すとしている。コンセプトは「ASOVIVA」。「情報鮮度」、「本物・本質」、「共感・つながり」を具現化する「遊び場」感覚の売り場をつくる。
第1.期(東棟)の売り場面積は約3万㎡で、2027年度予定の第2.期(中央棟・西棟)の完成時には合計約7万㎡となる。他にも屋上には屋外展望施設、中層部には産業交流施設を備える「渋谷」駅直結の大規模施設で、現在進められている一連の渋谷エリア再開発の核ともなる建物だ。
リーシング開始とともに発表されたロゴマークは、渋谷の「渋」の字がモチーフ。正方形の中に水平、垂直、斜めの分割線で構築したグリッドを使用して「渋」の字を表現する。