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三菱地所物流リート投資法人 物流施設センモンリート9月に上場
2017.08.14 12:53
三菱地所(東京都千代田区)の100%子会社の三菱地所投資顧問(東京都千代田区)が資産運用を行う「三菱地所物流リート投資法人」が9月14日に上場する。東京・丸の内をはじめとするまちづくりによって得た信頼を基盤としたリーシング、開発物件の供給等、総合力を生かした運用で投資主価値の最大化を目指すとしている。
名前の通り、主な投資対象は物流施設。三菱地所と三菱地所投資顧問の強みを活用し、「立地」、「建物特性」、「安定性」に着眼して、テナントニーズを捉えた競争力の高い物流施設へ厳選投資。質の高いポートフォリオの耕畜と着実かつ安定的な資産運用を図る。
三菱地所グループは今年5月に発表した中期経営計画において、物流施設事業のプラットフォーム強化を目標に掲げている。今回の上場では、物件供給やリーシング支援を通して投資法人の成長を助けるとともに、グループにおける物流施設事業のさらなる成長も目指す。
三菱地所物流リート投資法人は「ジャパンリアルエステイト投資法人」、非上場の私募リートである「日本オープンエンド不動産投資法人」に次ぐ三菱地所グループ3つ目の投資法人。グループでは米国や欧州、アジアなどで投資マネジメント事業拠点の整備を実施。今回の上場を投資投資マネジメント事業の成長につなげ、世界中の投資ニーズに応えるとしている。