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データアーツ 投資用物件検索代行サービス開始
2017.08.21 17:16
簡単に情報入手し現地で「見る」だけ
マイナス金利時代が不動産投資熱を押し上げている。不動産事業者にとっては商機。顧客に有益な情報をどのように提供していくかが雌雄を決すカギとなる。そうした中、データアーツ(東京都中野区)は先月15日より「投資物件情報 検索代行サービス」を開始した。投資物件の検索サイト自体は多い。が横断的に検索はできない。サイトによって検索条件が異なったりもする。ひとつひとつ地道に閲覧していくしかない。検索担当者は時間という重荷を背負い込む。専任担当者を雇用することで人件費の増加にもつながる。こうした課題に同社はIT技術でソリューションを生み出した。
検索代行サービスの枠組みはこんな具合だ。各投資物件検索サイトに掲載されている情報を、サービス利用者の条件(サイトの選定、都道府県単位でのエリア、建物の形態、利回りなど)に従い定期的にメールを届ける。利回りなどは約15分に1回情報を収集、メール内には物件の概要と詳細情報を閲覧できるリンクが貼られる。利用者は必要な情報を入手でき、あとは物件を現地で「見るだけ」。
サービス開発部の菊池邦洋氏は「求められる物件情報だけを届けることが可能。顧客への最適な提案は、人材の有効活用につながる」と話す。そして今後の不動産投資市場についても「民泊向き不動産への投資も増えていくと予想しており、区分の物件への需要も増してくる。我々のサービスは今後の不動産投資の流れに大きな役割を果たすことになるだろう」とした。
初期費用は20万円から、月額サービス費用が10万円から。投資家でも契約可能。現在、モニターキャンペーンを実施しており、先着10社に限り初期費用・月額費用ともに半額での利用が可能。「すでに複数の引き合いが来ているが、ユーザーのニーズに合わせてサービスメニューを見直し、増やしていく予定」(菊池氏)だ。
不動産投資のプレイヤーが増えるなかで、情報提供の早さと的確さが求められる。