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マンションIT化進む 顔認証導入レオパレス21「LOVE麻布十番」

2017.08.28 17:19

 レオパレス21(東京都中野区)は、先月31日に竣工したマンション「LOVIE 麻布十番」にてNEC(以下、NEC、東京都港区)の顔認証システムを導入した。顔認証のみでエントランスのロックを開錠できるマンションは賃貸物件で初という。

 顔認証システムはNECの顔認証AIエンジン「NeoFace(ネオフェイス)」を活用しており、高速・高精度の顔認証を実現。事前に登録した居住者がエントランスに備え付けられたタブレットPCの前に立つと、瞬時に顔を検出・認証。その後、自動ドアのオートロックが開錠され中に入ることができる。また同システムは顔認証のみで本人確認を行うため、両手に荷物を持った状態でも顔を近づけるだけで開錠可能。ICカードやICタグを常に持ち歩く必要はなく、指紋認証のように荷物を一時手から放す必要もない。検出した顔画像や照合した結果はログとして残すこともできるため安全性の向上にも繋がった。
 エントランスには顔認証用のカメラ以外に防犯用のクラウドカメラも設置。顔認証システムと合わせ遠隔監視を実施しているため、不審な人物がエントランス内に留まる等のトラブルも未然に防ぐことになる。また違法駐車やゴミの散乱といった早期把握と対応が必要なことに関しても、迅速に対応できる環境を整えた。
 レオパレス21は「業界初の賃貸契約電子化」や「賃貸住宅のIoT化」といった住まいのIT化に取り組んでおり「LOVIE 麻布十番」にも随所にIT化を施している。例えば、スマートフォンやタブレットを利用して外出先からでも様々なリモコン対応家電を自由にコントロールできる「Leo Remocon(レオリモコン)」。インターネットや映画、音楽等が堪能できる入居者専用のエンターテインメントサービス「Life Stick」等がある。また同物件には未採用だがスマートロック「Leo Lock」やオープン型宅配ロッカー「PUDOステーション」の設置・普及にも取り組む。今後も顔認証システムの導入に積極的に取り組みつつ、IT化されたマンションの開発にも注力していく。




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